新聞記事をご紹介させていただきます。
ところで皆様は、経済連携協定(EPA)という言葉をご存知ですか?
EPAとは、経済活性化を目的に複数国間で人や物、労働力、サービスなどの移動を自由化する協定の事を指します。
日本では、看護師や介護士が慢性的に不足しており、インドネシアやフィリピンと結んだEPAに基づき、2008年から2011年度の計1360人の看護師と介護福祉士候補者の受け入れを行っているそうです。
候補者は、病院や介護現場で働きながら、許可された滞在期間(看護師は3年、介護福祉士は4年)中に国家試験に合格しなければ帰国する決まりのようです。
既に受験が進んでいる来日看護師の合格率は4%未満との事です。
記事からは、特別養護老人ホームで介護の仕事をする外国人女性が、今年の第24回介護福祉士国家試験(筆記試験と実技試験)の筆記試験に見事合格し、3月4日の実技試験に臨むそうです。
筆記試験の問題は日本語となっており、母国語の英語やタガログ語での受験は認められておらず、漢字交じりの筆記試験の壁は大きかったと思います。
しかし、その壁を乗り越える為に努力を惜しまなかった女性には是非、実技試験でも合格し、EPAの目的を果たしていただきたいと思います。
EPAの取り組みには、これからの日本の医療・介護現場を支える礎となるよう期待しております。
投稿者:広報委員長・イニシャルD