
平成25年12月5日(木)18時より地域在宅総合ケアセンターにおいて、施設内研修~看取りに関するDVDの鑑賞及び意見交換会~が開催されました。
今回の研修会は、平成23年6月に各介護福祉施設間での問題意識と情報を共有し、医療と介護のネットワークを構築する事を協議し、地域における要介護者及び家族介護者の安心を確保する事を目的として設置された那賀圏域医療と介護の連携推進協議会 介護保険施設部会による取り組みの一つであり、施設より介護士・看護師・理学療法士・言語聴覚士スタッフ28名が参加致しました。
また、当日は大変お忙しい中、坂口内科 院長・坂口健太郎医師がアドバイザーとして、那賀振興局 健康福祉部・釜坂様が介護保険施設部会のDVD作成に至る経緯説明や活動報告等の為お越し頂きました。
DVD内容は、実際にあった事例を元に介護保険施設部会が作成したものであり、看取りを行う上で施設側の意向と家族様の意向との認識の違いにより起こった問題が提起されておりました。
DVD鑑賞後は、施設側の立場と家族様の立場に分かれ、施設側は家族様にどの様な対応を行えばよかったのか、また、家族様の立場になり心境を考えるグループワークを行いました。
グループワークの時間は、職員それぞれの考えや視点から意見を出し合いグループの意見をまとめ、発表を行いました。
発表後は、坂口医師よりそれぞれのグループ発表に対する講評を頂き、DVDで取り上げられていた施設側と家族様とがより良い関係を構築していく為には、施設側は利用者様や家族様に対して、質の高いケアやサービスを提供し満足度を満たす事、そして何より職員同士の情報の共有や問題が起こった時の対処法が必須であると言われていました。
研修会の最後には、施設介護課・道浦課長より参加した職員に向けて総評を述べ研修会が終わりました。
私自身、今回の研修会を通じて感じた事は、人と人とが接するという事に対しての奥深さを痛感し、改めて自分を見つめ直す良い機会となりました。
十人十色という言葉があるように、サービスやケアについても様々な形があり、それぞれに合ったものを提供する事こそが本当のサービスと言えるのではないでしょうか。
最後になりましたがお忙しい中、当法人施設内研修にお越し下さいました坂口医師、釜坂様ありがとうございました。
投稿者:広報委員長・イニシャルD