介護老人保健施設やよい苑

栄養だより~H26年11月号~


紅葉のシーズンとなりました。朝・夕と冷え込むようになりました。
日中との温度差も激しい日もありますので、体調を崩さない様に十分お気を付け下さい。
今回は今が旬の「りんご」を紹介します。

甘さ・酸っぱさ・香り・食感・色・・・等々りんごの種類によって特徴が違います。
つがる、ふじ、ジョナゴールド、王林・・・まだまだあります!!

①美味しいりんごの見分け方

色・・・色艶がいいものほど甘味が強く、味も濃いです。
ちなみに上部だけが赤く、下部が青いものは、まだまだ若い証拠です。
上~下までまんべんなく赤いりんごを選びましょう。

香り・・・熟したものほど、よい香りを出します。

大きさ・・・重量のあるものほど熟したものが多いです。

②食べ頃はいつ?

店先に並ぶたくさんのりんご・・・どれが食べ頃かな?!・・・と、悩んだことはありませんか?
そんな時は、りんごをひっくり返して底(お尻)を見てみましょう。緑色が少なく黄色がかっていれば食べ頃です。
ただし、この状態になってしまうと日持ちはしません。また、指ではじいた時に〝コンコン♪〟と弾んだ音がするのは新鮮なりんごです。

③美味しく食べる方法

りんごに含まれる甘味成分の一つである果糖ですが、果糖のα型は冷やすと、α型の3倍も甘いβ型に変化するので、より甘みを強く感じられます。
10度前後に冷やして食すると、一番りんごをおいしくいただけます。

④早熟効果

りんごはエチレンガスという成分を放出し、熟成を早める効果があります。

例えば、まだかたく熟していないキウイとりんごを一緒に袋へ入れておくと、キウイを早く熟させて、早く食する事ができます。

⑤ふじとサンふじの違い

1.「サン」とは sun.shine 日光・ひなたの意味です。

2.ふじとサンふじは品種は全く同じです。ちがいは、袋をかけて育てるのが「ふじ」で、袋をかけないのが「サンふじ」です。

3.袋をかけない無袋栽培は日に当たっている分、糖分が多く、蜜もたくさん入って、格段に美味しいです。

⑥黒ずみ取り?!

アルミ鍋の黒ずみを落とすには、りんごの皮を水とともに鍋に入れて中火で煮ます。

クエン酸やリンゴ酸の働きで黒ずみが取れます。

介護老人保健施設やよい苑HP

投稿者:管理栄養士・井内

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