平成29年7月26日(水)~28日(金)まで第28回全国老人保健施設大会 愛媛in松山が、ひめぎんホール(愛媛県民文化会館)をメイン会場に開催されました。
全国老人保健施設大会は、公益社団法人全国老人保健施設協会が主催となり、同協会の設立理念に則り、全国の介護老人保健施設関係者が参集し、少子高齢社会を支えるための介護老人保健施設のあり方について研究し、相互研鑽を図ることを目的に年1回開催されています。
坂の上に輝く一朶の白い雲 ~超高齢化社会のニーズに応えられる老健を目指して~上記をテーマに初日の研修会(26日(水))から3日間開催された今大会では全国の老健施設職員及び関係者約5,000名が参加されました。
当苑からは、開会式が行われる27日及び翌日の28日を主に、施設代表者である和田施設長はじめ、管理者2名、専門職(言語聴覚士、介護福祉士(うち2名介護支援専門員兼務))3名の計7名が参加いたしました。
和田施設長におかれては、施設運営はもとより和歌山県介護老人保健施設協会理事、全国介護老人保健施設協会和歌山県支部代議員としての活動・活躍により、平成29年度 公益社団法人 全国老人保健施設協会表彰を受賞されることから、27日の開会式直後に行われる表彰式への出席と併せての参加となりました。
27日の大会式典(開会)では清水大会副会長による開会宣言で幕を明け、吉野大会会長の挨拶、東全国老人保健施設協会会長による主催者挨拶、塩崎厚生労働大臣、中村愛媛県知事(副知事代読)、野村松山市長(副市長代読)をはじめとした行政、関係団体の方々からの来賓祝辞、各来賓の紹介、祝電披露、表彰と進み、和田施設長が全国老人保健施設協会表彰を受賞されました。
各受賞者の紹介の後、表彰代表者への表彰状授与が行われました。
午後からは各会場(メイン会場を含め5会場)にて全国の各施設担当者における演題発表が開始されました。松山全日空ホテル第19会場においては土井支援相談員(広報主任兼務)が「人材(財)育成に向けて」をテーマに当苑におけるメンター制度の導入について発表を行い、木村言語聴覚士が愛媛県総合社会福祉会館第12会場にて食事(栄養)ケアにおける発表の座長を務めました。
両名とも、発表者として他施設からの質問あるいは座長として他施設発表者が大切と考えている部分に焦点をあて、それぞれの役割を果たしていました。
また、他の参加者についても事前に課題を持って各会場を移動し、今後の当苑におけるケア提供の充実に向けて他施設の演題発表を聞きそれぞれに学習を行いました。
翌日の28日についてはそれぞれが前日同様と併せ福祉・医療機器展なども含めながら会場内を移動しました。
福祉・医療機器展においては施設長とともに歩行訓練機器の体験など、普段は目にすることのない興味深い内容のものが数多くありました。
各自が個々の役割や課題を持って参加させていただいた全国老人保健施設大会でしたが、大会挨拶内にもあった「在宅生活継続支援機能」を有する老健としての役割は、今後の地域生活圏内において当然のことながら大きな役割であると感じましたし、私達自身も施設で勤務する職員あるいは専門職としてこのことについて「何ができるのか」を常に考えながら行動していかなければ、変化の多い状況のなかでは対応が難しいことを痛感いたしました。そして、大会中に演台発表を聞かれた後に和田施設長が話された「皆が頑張っている姿を、行政、協会を含む各関係者の方々にも見てもらい、この業界にとって何が必要なのか考えていただきたい。」「当苑の職員含めたくさんの方々の気持ちを無駄にしないように私も頑張っていきたい。」という強い意志をあらためて感じた大会となりました。
最後になりましたが、和田施設長 平成29年度 公益社団法人 全国老人保健施設協会表彰受賞おめでとうございました。そして、今回全国大会に参加された、木村言語聴覚士、土井支援相談員、田中ケアマネジャー、尾上施設介護福祉士、大浦施設介護福祉士、2日間の大会お疲れさまでした。
貴重な全国大会に参加させていただきありがとうございました。
投稿者:やよい苑事務長・林