介護老人保健施設やよい苑

第14回近畿ブロック大会老人保健施設大会in和歌山


平成25年12月6日(金)和歌山県民文化会館において「第14回近畿ブロック老人保健施設大会in和歌山」が開催され彌榮会からは和田本部長をはじめ、21名が参加しました。

今大会のテーマは「地域との架け橋」~老健が担う地域包括ケア~であり、超高齢・少子化の時代、保険・介護・福祉社会の中心的担い手である我々老人保健施設にとってのこれからの最大のテーマでもあります。

午前・午後の研究発表では近畿各府県より各施設が取り組んできた内容について発表がなされ、多職種からなる発表で様々な視点からの取り組みを知る事が出来、とても勉強になりました。

当施設からは機能訓練課・木村言語聴覚士が「胃瘻増設者に対する接触嚥下訓練の経過~誤嚥性肺炎の予防からQOLの向上まで~」と題し、胃瘻造設者3名に対し一部経口摂取を図る事により、唾液誤嚥のリスク減少、更には食べる楽しみを思い出していただく事ができ誤嚥性肺炎の予防からQOLの向上まで、といった幅広い視点で見た発表内容で、自分も現場でケアに携わる中、利用者様のそういった変化はとても喜ばしい事と思いました。

また、昼食(ランチョンセミナー)を挟んで行われた午後からの研究発表では、林事務長と北谷看護課長が各施設の取り組みに対して質疑応答や的確な助言を行う座長として大役を務められました。

特別講演1では医療法人甃友会 安川診療所の安川 修医師より「繋がりの中で支えられて~在宅看取りの現場で学んだ事~」をテーマとした内容の講演が行われました。施設での看取りとはまた違った見解から、私自身の看取りに対する不安を拭い去ってくれる内容で、優しく語りかけてくれる安川医師のお話とギター演奏に会場全体が聞き入っていました。

特別講演2では、歌手のペギー葉山さんを迎え、「ファ!はファイト」と題してご講演頂きました。皆さんご存じの通り、ペギー葉山さんは歌手として60年ご活躍されておりますが、今回の講演の中で、歌手活動をされながら夫の介護に励まれたお話を聞かせて頂きました。「夫の介護を頑張ってこられたのも大好きな歌があったから」とおっしゃったペギー葉山さんの言葉からは、夫を愛する妻として、また歌手としての使命が感じられました。

大会の内容は充実しており、今後の老健施設で働く人にとって大変勉強になる内容ばかりでした。

自分も改めて介護士としての仕事内容について考えさせられる良いきっかけとなり、今後のケアに取り入れて行けるよう努力していきます。

投稿者:施設副班長・原

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