介護老人保健施設やよい苑

第22回和歌山県介護老人保健施設大会


平成28年3月17日(木)ホテルグランヴィア和歌山において、第22回 和歌山県介護老人保健施設大会(以下、老健大会と表記)が開催されました。

やよい苑からは、和歌山県介護老人保健施設協会 理事でもある和田本部長はじめ、8名のスタッフが参加しました。

大会には、来賓として和歌山県福祉保健部福祉保健政策局 局長 山田成紀様・長寿社会課 課長 伊藤経人様にご臨席賜り、仁坂和歌山県知事からのメッセージをご紹介頂きました。

その後、演題発表が行われました。
今回は9施設からの発表があり、各施設の取り組みが紹介され、地域特性に焦点を当てたものから専門職の強みを活かした発表など様々あり、自施設でも取り入れられる内容ばかりでした。

実は今回、私もやよい苑を代表し『老健施設との出会いから7年 ~スポーツ振興と介護従事職~』というテーマで、これまでの振り返りやこれからの自分自身の役割等について発表させて頂き、貴重な経験となりました。

昼食を挟み午後からは、講演1・2と支援相談員部会による報告。

講演1では、『介護する人 される人 心の橋渡し ~若い頃のお母さんの眼差しを見た人~』と題し、いのちの講演家として活動されている岩崎 順子氏より、ご自身の体験を通じての気付きや人としての在り方等についてご講演頂きました。
講演の最後には、ご自身でグロッケン(銀盤打楽器で鉄琴の一種)にて『家路』を演奏され、参加者は目を閉じ、自身の“母”のことを思い、「いのちは人から人へと 心から心へと」繋がっているということを実感できた時間となりました。

続いて支援相談員部会より、昨年11月に実施した東日本大震災の被災地施設見学研修会の報告が行われました。

震災から5年が経過したとはいえ、実際に被災地を訪れた時、復興にはまだまだ時間が掛かるという印象を抱いたそうです。
被災地施設見学においては震災への備えの重要性や具体的な対策、そして何より日頃からの地域との『顔や心の見える関係作り』が大切である事を学んだとの報告でした。

最後に行われた講演2では、全国老人保健施設協会 管理運営委員会の山野委員長による在宅復帰についてのご講演を頂き、老健大会は閉会となりました。

大会を通じて、介護老人保健施設としての役割や重要性、地域との繋がり、施設で働くスタッフとしてあるべき姿など、自分自身多くの事を改めて考える一日となりました。

投稿者:企画広報・土井

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