医療法人彌栄会

脳疾患における摂食・嚥下機能の病態~嚥下障害における食支援とリハビリケア~


平成25年11月17日(日)10時00分~16時30分まで、和歌山県民文化会館 3階特設会議室において、先日の彌栄会オフィシャルブログでもお知らせさせていただいた、NPO法人和歌山口腔ケア&摂食・嚥下研究会主催による「脳疾患における摂食・嚥下機能の病態~嚥下障害における食支援とリハビリケア~」に参加致しました。

この研究会には、一般の参加者の他、医師(脳神経外科、内科、耳鼻咽喉科、歯科)をはじめ、看護師、栄養士、介護福祉士、ケアマネージャー、言語聴覚士、理学療法士、作業療法士など、様々な関係職種の参加もありました。

午前中に行われたシンポジウム1では、「医療と福祉・在宅へつなごう食支援~那賀地区での医療と介護の連携・嚥下障害食の統一化にむけて~」というテーマで、和歌山県岩出保健所 釜坂保健師・公立那賀病院 真珠栄養士・やよい苑栄養管理課長の井内管理栄養士が段上に立ち、それぞれの立場での演題発表と、会場からの質問形式によるシンポジウムが行われました。

和歌山県内でも、行政と民間の施設間で、この様な取り組みをしているところは少ない様で、参加されている方々は、熱心に聞き入り、特に一般の参加の方々は、初めて目にする嚥下食と呼ばれる食事に興味を抱かれていました。

午後からは、日本赤十字社和歌山医療センターの救命救急部部長の中大輔先生の「脳疾患における摂食・嚥下機能障害の病態について」というテーマで、ユーモアを交えながら、解りやすい講義をして頂きました。

また、午後からのシンポジウム2では、「嚥下障害に対するリハビリケアの地域連携」というテーマでの内容が行われました。

こちらの方も、参加者の活発な意見が出ていました。

一日を通して、病気や障害を持った人達が生きていくために、また、食べるということが充実できるように、支えあって行く事が大事であることが認識できました。

井内課長、研究会お疲れ様でした。

これからもより良い食事の提供が出来るよう、栄養面またリハビリ面もちろん他の職種についても、互いに協力しあいながら頑張っていきましょう。

投稿者:やよいメディカルクリニック リハビリテーション科 科長 龍田義人

最近の記事
  1. 広報誌「なぎ」10月号

  2. クリニック便り~2025年インフルエンザワクチン予防接種のお知らせ~

  3. 広報誌「なぎ」9月号

アーカイブ