2015年5月26日(火)・29日(金)の2日間、身体拘束廃止委員会によるやよい苑全職員を対象とした施設内研修を実施しました。
今回、高齢者虐待、身体拘束について今一度見直してもらおうと思い、虐待とはどういったものなのか、虐待の種類などの基本的な部分に焦点を当てました。
又、身体拘束ゼロに向け、なぜ廃止しなければならないのか、どの様な弊害があり、どういったケアに取り組むべきなのか等も考えてもらいました。
虐待・身体拘束ゼロは施設全体で取り組むべき課題であるとともに、本人や家族様への理解への説明と同意、協力を得られるようにしていく事も重要であると考えます。
また各職員が利用者一人一人の状態や特徴を把握し、質の高いケアを提供する事も必要であると思います。
もう一つのテーマとして、各部所に人権擁護推進委員が設置されている事もあり、人権について各職員に考えて頂きました。
前回、命をテーマに命の大切さや尊厳についての研修を開催させて頂きましたが、今回、人権という大きなテーマを課題とし、様々な人権状況や考えるための視点について説明し、今後の施設内での取り組みについて活かせていければと思いました。
人権とは誰もが持っている権利であり、尊重し、定着させていかなければならないと思います。
今回の研修では、2つの大きなテーマを取り上げ、基礎となる部分を研修させて頂きましたが、真に人権問題や虐待に対して取り組むには、日頃から皆様が意識し、心掛けていく事が大切であり、取り組む第一歩ではないかと思います。
研修に参加された職員の皆様、お疲れ様でした。
今後も身体拘束廃止委員会の活動にご協力の程、宜しくお願い致します。
投稿者:身体拘束廃止委員会 委員長・岸岡