平成24年3月27日(火)13時から和歌山県勤労福祉会館プラザホープ4Fホールにおいて「高齢者虐待防止の緊急研修会」が開催されました。
講演1「高齢者虐待の防止に向けて」
関西国際大学
教育学部教育福祉学科
講師 山本 秀樹氏
講演2「高齢者虐待根絶への取り組み~今こそ科学的介護の実践へ~」
公益社団法人 全国老人福祉施設協議会
老施協総研運営委員会
講師 福島 智子氏
この研修は県内において、高齢者虐待の真実が浮き彫りになったことを重く受け止め、高齢者虐待防止を目的とした和歌山県・和歌山県老人福祉施設協議会の主催によるものでした。
当施設からも、身体拘束廃止委員会より4人の職員が参加しました。
講演は、虐待の定義、虐待発生の要因、高齢者虐待の傾向、高齢者虐待防止に向けた基本的視点など充実した内容でした。
その中でどちらの講演からもまず、施設がしなければならないことは
「より良い適切なケアができる環境の整備」
そして、従業者がしなければならないことは
「より良い適切なケアを行うため専門性をみがく」ということが、重要な焦点としてあげられました。
当施設では、サービス向上委員会を設置し、現場職員の不安や不満の発掘、職員間の問題やプライベートの問題などを解決し、質の高いサービスが提供できるよう日々努力をしています。
その努力の影には、日々一生懸命に利用者様と向き合い必死にケアを行っている大切な職員がいます。
介護の仕事に誇りを持ち、やりがいをもって介護のプロとして、こうしている今も利用者様のケアを行っている職員に感謝します。
今後も、利用者様と職員がともに活き活きと生活できる施設を目指し努力していきたいと思います。
身体拘束廃止委員会では、現場の介護職員を対象に高齢者虐待防止に関する伝達研修を実施いたします。
日程
4月13日(金) 17:30~
4月20日(金) 17:30~
投稿者:やよい苑看護師長・黒田潤子