平成23年6月4日(土)、和歌山ビッグ愛にて第13回和歌山糖尿病療養指導士セミナーを開催しました。
今回は、糖尿病患者との日々の療養指導アプローチに観点をおいて、コーチングスキルアップに関する講演や症例検討を企画しました。
当日は87名もの糖尿病診療にかかわる他職種の医療従事者に多数お集まりいただきました。
和歌山労災病院 山本康久先生、済生会和歌山病院 江川公浩先生をはじめ多くのスタッフの方たちに感謝しております。
当院やよいメディカルクリニック院長 坂頭節哉が教育講演:講師 橋本市民病院副師長 金本純子先生「糖尿病看護の面白さ~糖尿病看護認定看護師の研修を終えて~」の座長をつとめさせていただきました。
金本さんは、和歌山では初の糖尿病看護認定看護師をめざされています。
また、わたくし看護師長 松島かねこが【糖尿病劇場in和歌山】:演目「そんなん、せめやんといてよ看護師さん」の司会進行をつとめさせていただきました。
糖尿病劇場とは、糖尿病の診療現場を再現することで、どうすれば患者さんが糖尿病治療に前向きに取り組んで頂けるかを劇を通して医療従事者が考えるワークショップのことをいいます。
特別講演には、国立がん研究センター中央病院 総合内科 科長 大橋健先生をお招きし「もしも私たちが患者さんのコーチなら~療養支援に活かすコーチング~」をお話して頂きました。
大橋先生のお話は、私たちの関わりかたによって糖尿病患者さんがいかにかわっていくかという内容のお話で印象深かったです。
糖尿病という病気は、一生治ることは、ありません。
私たちは、少しでも患者さんが糖尿病とむきあい上手につきあっていけるように手助けをしたいと考えています。
今日の研修での学びが今後の療養指導の現場でいかされることを願っています。
投稿者:クリニック看護師長・松島かねこ