医療法人彌栄会

クリニック便り~1型糖尿病の集い~


平成24年3月4日(日)、和歌山県立医科大学を会場に行われた「第5回1型糖尿病の集いinWakayama」に参加をさせていただきました。

今回は当クリニックの坂頭節哉院長が幹事をつとめられ、開催に向けて昨年から事務局と協力しながら準備を進められていました。

最初のプログラムである特別講演は、大津市民病院 内科医長 神内謙至 先生による「1型糖尿病を持ちながら生活するということ」というテーマで講演をしていただきました。

神内先生はご自身も1型糖尿病を発症されており1型糖尿病とどのように付き合ってきたかをお話してくれました。

実際の体験談を踏まえた内容に、とても心にしみるものがありました。

次のセッションは「なんでも質問コーナー」

考えさせられたのは、就職のときに自分は1型糖尿病であるということを告白するかどうかという質問でした。

雇う側、雇われる側でいろいろな意見が出されました。

医療現場に就職する場合は告白しても大丈夫ではないか?、一般企業では、就職する前に告白するのはどうかな?上手にカミングアウトしていったほうがいいのでは?等々、実際に就職して40年カミングアウトせずに働いている方のお話もありました。

お昼からのグループ別ディスカッションでは、活発な意見交換がおこなわれました。

4グループに別れており私が参加したのは、「小児期発症1型としての学校・社会生活上の諸問題」のグループでした。

1型糖尿病患者さんを中心としたこのような会は、和歌山でもまだまだ少ないため、とても貴重な経験となりました。

来年も1型糖尿病の集いは開催されますので興味のある方は是非ご参加ください。

投稿者:
やよいメディカルクリニック看護師長・松島かねこ

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