平成24年3月29日、ホテルグランヴィア和歌山で開催された第18回和歌山県介護老人保健施設大会に当施設からは和歌山県介護老人保健施設協会理事でもある和田本部長をはじめ、16名が参加しました。
去年、マリーナシティ内のわかやま館で開催されるはずだった第17回和歌山県介護老人保健施設大会は前日に東日本大震災が発生し、和歌山県にも津波警報が発令された為、中止になったのを覚えています。
あれから1年…。
大会のテーマが「被災地からのメッセージ その時、今、そしてこれから… ~老健施設は、利用者・家族・地域をどう守るのか~」ということもあり、災害対策委員会からは飯島、尾上、谷所の3名が参加させていただきました。
今回、実際に被災された介護老人保健施設松原苑の木川田典彌理事長、入澤美紀子看護部長の話を聞くことができました。
介護老人保健施設松原苑は去年の10月に林部長が視察に行かせていただいた岩手県にある施設です。
三陸海岸沖では過去に何回(1611年、1677年、1763年、1856年、1896年、1933年)も地震、津波が発生していることもあり、施設も地震、津波を意識して建設したそうです。
ソーラーシステムで蓄電できたり、ヘリポートがあったり、備蓄倉庫がいくつもあったりと驚くことばかりでした。
また、地域や県立高田病院と共同で大がかりなトリアージ訓練等を実施した様子も紹介されました。
平成23年3月11日の地震直後、施設が35mの高台にあるので、津波の心配はあまりなかったが、外壁がかなり損傷していた為、入所者様、デイケア利用者様250名を屋外へ避難誘導したそうです。
地震直後にそのようなことがスムーズにできるのは、日頃の取り組みによるものが大きいと思います。
当法人にも災害対策委員会があり、研修や訓練等を実施していますが、今後もそれらの取り組みを継続し、全職員に災害時の対応について意識してもらうことが重要だと感じました。
皆様、これからも災害対策委員会の活動にご協力お願いいたします。
投稿者:災害対策委員・谷所