現在、骨粗鬆症の治療に使われるお薬として骨が削られるのを抑える「骨吸収抑制薬」と、骨を作るように促す「骨形成促進薬」との2種類があります。
骨吸収抑制薬としてはビスフォスフォネート剤、選択的エストロゲン受容体修飾薬、カルシトニンなどがあります。
当院では最近登場した骨を作るように促す骨形成促進薬テリボン(一般名:テリパラチド)を採用し、治療に用いてます。
テリボンは週1回注射をする骨粗鬆症のお薬で、骨量を増やし、骨折しにくくします。
これまでの骨粗鬆症の治療薬のほとんどは骨を削る働きを持つ「破骨細胞」を抑えることにより、骨が削られるのを抑えて骨粗鬆症の進行を抑制するものでした。
しかし、このテリボンというお薬は、骨を作る働きを持つ「骨芽細胞」の働きを高め、積極的に新しい骨が作られるのを促進することにより、骨密度を高めるだけでなく骨質も改善し、より折れにくい強い骨を作ることが期待されています。
この治療薬をはじめ、骨粗鬆症でお困りの方は当クリニックまで、お気軽にお問い合わせください。
投稿者:クリニック広報