平成26年1月29日(水)紀の川市粉河ふるさとセンターにおいて、人権擁護推進員研修会が開催されました。
彌栄会からは、岸岡理学療法士、児玉看護師、向井が、やよい苑及び対象事業所の人権擁護推進員として、この研修会に参加いたしました。
人権擁護推進員は地域主権一括法に基づく基準条例の制定により、災害対策推進員、安全管理対策推進員と伴に、介護保険施設及び各介護サービス事業所において、昨年よりその配置の義務付けが行われています。
そして、配置のみならず人権擁護推進員には、下記の①~③に記しているように、利用者様の人権擁護のために取り組むべき代表的な役割も定められています。
①人権擁護に関する研修計画の作成及び実施。
②現場における人権に対する正しい理解について、職員に対して適切な指導及び相談支援を行う。
③高齢者に対する虐待が起きないよう人権擁護推進員が中心となって他の職員に適切な指導を行う。
今回の研修では、これらの役割や業務など、人権擁護推進員に必要とされる人権意識の向上と各施設・事業所における取組みについて、主軸となる定義や法制度関係、これまでの歴史などの様々な観点から学ばさせていただくことが出来ました。
私達が従事する介護の仕事は、まさにお互いが支え合い、人に向き合い、そして利用者様やご家族様とも、協働をもって支援を展開していく仕事です。
介護の仕事は、利用者様やご家族様そして関係スタッフが互いの人権を尊重しない限り、真に完成できる仕事ではないと私は考えています。
研修会の中でも、人権について考える時、常に自分の人権と他人の人権が相互に関連し、「共に生きる」 事を認識することが、人権を普遍的文化としていくための第一歩であるという言葉がありました。
この言葉を大切にし、人権の定義である人としての権利そして人が生まれながらに有している権利を忘れず、これからも利用者様のために彌栄会のスタッフと協力しながら頑張りたいと思います。
医療法人彌栄HP
投稿者:やよいケアステーション所長・向井 恵