平成26年1月8日、24日の2回に渡り、新しい糖尿病治療薬についての院内勉強会が開催されました。
参加者にはWLCDE資格保持者(和歌山地域糖尿病療養指導士:クリニック8名、併設の介護施設やよい苑8名)、その他診療に関わるスタッフが参加しました。
今回のテーマは「GLP-1受容体作動薬」
当クリニックでは現在「ビクトーザ(一般名:リラグルチド)」と「リキスミア(一般名:リキシセナチド)」という2種類のGLP-1受容体作動薬を採用し、治療に用いてます。
この製剤はインスリン製剤と同じく自己注射にて使用する糖尿病治療注射薬です。
■ビクトーザ、リキスミア
食べ物を食べると小腸からインクレチンというホルモンが分泌されますが、GLP-1はこのうちの一つです。
GLP-1には
すい臓からのインスリン分泌を増強する作用や、食欲を抑えたり、消化器の機能を抑えたりすることで体重を低下させる作用もあります。
「ビクトーザ」、「リキスミア」はGLP-1アナログといって、これに似た作用を持つ注射薬で、単独では低血糖を起こしにくいことも特徴の一つです。
日本では平成22年に承認された新しい薬剤で、今後の糖尿病治療への効果が期待されています。
医療法人彌栄会やよいメディカルクリニックHP
投稿者:クリニック広報