平成26年9月13日(土)14:30よりホテルグランヴィアにて第56回和歌山県インスリン治療懇話会が開催され、当法人より坂頭院長や一般演題の発表者である松島看護師長をはじめクリニック及びやよい苑のスタッフ多数で参加させていただきました。
本会は和歌山県下における各施設の治療の現状、症例の検討等を通じて糖尿病治療の最新の知見を得ることができる貴重な機会でもあります。
今回は一般演題が7題に、特別講演は元神戸大学老年内科学教授で現北播磨総合医療センターの横野浩一先生による高齢者糖尿病の講演と非常に盛りだくさんの内容でした。
当法人からはやよいメディカルクリニックの松島看護師長が、
『トレシーバ注フレックスタッチへの変更後の使用感調査と血糖コントロールへの影響について』と題してインスリン注入器と新しい製剤の使用状況に関する発表を行いました。
(当番世話人である那智勝浦温泉病院 院長の山本康久先生によるサプライズで特別賞を見事受賞しました!)
高齢化や糖尿病合併症に伴う視力障害、手指運動機能や理解力の低下はインスリン自己注射を導入する際の妨げとなる大きな要因となるため、治療を進めるにあたってもインスリン注入器が占める役割はとても大きなものがあります。
そのため当クリニックでは患者様個々に合わせて様々なタイプの注入器や製剤を取りそろえ、ベストな治療が出来るよう努力をしています。
またスタッフにもCDEJ(日本糖尿病療養指導士)やWLCDE(和歌山地域糖尿病療養指導士)といった専門的な知識を習得した者が常駐し、日々診療に携わっています。
今後もこういった研究会等を通じ自院の取り組みの発表や、他施設との情報交換を積極的に図っていくことで施設のレベルアップに繋げていければと考えています。
最後に、演題発表をされた松島看護師長や坂頭院長をはじめ参加の皆様方、お疲れ様でした。
投稿者:やよいメディカルクリニック 事務長 黒山達也