介護老人保健施設やよい苑では人材育成の一環として、入社した新人職員を対象とした施設内研修を実施しており、今回は栄養管理課の部署紹介の様子をお伝えいたします。
人材の育成は、医療・福祉業界だけでなくどの業界においても重要な問題となっており、それぞれの企業でさまざまな工夫をされていることと思います。
今回の施設内研修は、訪問看護ステーションやよいへ配属となった職員を対象に行いました。
通常の業務だけでは他部署の業務内容の理解や管理者との交流も難しいため、施設内研修としてプログラムに組み込んでいます。
それぞれの施設内研修の内容については各担当者に任せており、栄養管理課の部署紹介については課長が担当しています。
まずは栄養管理課の業務についての説明と厨房内のスケジュールや業務内容、食事を提供する際に配慮している工夫などの説明が行われました。
ここで言う工夫については、食事を提供する際のお盆や食器に滑り止めが加工されていたり、麻痺のある方がすくいやすいような食器の使用や食器の向きや補助具についてです。
また、食事摂取量の増減により栄養状態に偏りが生じた場合はカロリー制限や、栄養補助食品の活用を行い適切な栄養状態を保つよう現場職員との連携についても触れており、他職種連携が重要だということを改めて再認識できたのではないでしょうか。
その他にも、食事形態や療養食についても説明がなされこういった対応が安心・安全に繋がることも実感したのではないでしょうか。
他にも非常食の備蓄についても触れ、医療法人彌栄会には1日2食の100人分を7日間分備蓄しており、災害が起こった際に困らないよう誰が見ても分かるようなメニュー表が作成されていたり、食器やガスコンロの場所などの説明も行われました。
研修の最後には課長から新人職員に対して、在宅の利用者様のケアを行っていくうえで食事について困ったことがあれば、気兼ねなく相談して欲しいという言葉が掛けられ、部署は違えど同じ法人の仲間として少しでも協力したいという気持ちがプログラムを通じて新たな関係の構築へと繋がったと感じました。
医療法人彌栄会では、法人理念【人と人との支え合いを 人と人との繋がりを大切にし 愛情ある人財の育成に努めます】を基本に、こうした新人職員研修を通じての適切なサービスの提供やより良い人間関係の構築にも重きを置いています。
今後もこういった内容を皆さまに発信していけるように取り組んで参りますので、医療法人彌栄会をどうぞよろしくお願いいたします。
投稿者:企画広報・土井