平成30年2月13日(火)に上岩出地区公民館において、岩出市社会福祉協議会と地域住民の方で作る地域交流会【上岩出地区ほほえみ会】にやよい苑より長谷川センター長、木村言語聴覚士(以下、木村ST)と土井が参加いたしました。
このほほえみ会は2ヶ月に1度のペースで開催され、その季節に応じた内容の催しや川柳の披露など様々な内容の取り組みが行われており、今回のほほえみ会ではきのかわ福祉会によるポン菓子作りの実演と販売、やよい苑より木村STによる【健康の秘訣はくちにあり!】という講演を行いました。
ますは、ポン菓子作りの実演から始まりました。
ポン菓子作りは専用の機械が使用され、この機械は回転式筒状の圧力釜で、この中へお米を入れ蓋をして密封し釜を回転させながら加熱を行い、
ある程度の加熱(加圧)が行われてからは圧力釜のバルブを叩き、釜の中の圧力を一気に減圧することで原料(お米)の内部の水分が急激に膨張し、激しい音を伴いながら釜からお米の粒が勢いよく飛び出てきます。(飛び出す際の音からポン菓子やドン菓子と呼ばれるようになったそうです)※Wikipedia参照
それと同時進行で、できあがったお米の粒と絡める水あめ作りも行われ、美味しい水あめとなるように粘りや色合いを確認しながら作られており、甘~い匂いは参加された皆さんもできあがりが待ち遠しいご様子でした。
水あめが完成し、粒と水あめを絡めておこし状に固め、カップに入れて参加された皆さんへ配られ、作りたては美味しいと大好評でした。
続いては、木村STによる講演が行われました。
木村STは、絵を用いて呼吸と嚥下(食物を口に入れ胃に送ること)の違いを説明しました。
私達は普段の生活の中で呼吸は肺へ空気を送り、食物は胃へ送りますが、喉には空気と食物の行き先を間違えないように蓋の役割を果たすものがついており、この機能が上手く働かないと誤嚥が起こり、最近テレビなどでもよく耳にする誤嚥性肺炎を引き起こすリスクについても触れられ、如何に【口】が大切かということを分かりやすく丁寧に説明がなされました。
説明後は、呼吸や嚥下の機能を低下させない為の体操も全員で行い、知識の習得とそれを予防する為の体操を行い講演は修了となりました。
終了後、参加者の方から木村STの話を他の集まりでもしてもらえないかと依頼もあり、今回の講演も大成功を収めたように思います。
こういった活動は、地域の医療・福祉の発展に寄与することに繋がり、私達医療・福祉従事者の使命を果たすことにもなります。
また次回も皆さまにとって正しい知識の習得や、お楽しみいただけることを提供できるように取り組んで参りたいと思います。
最後になりますが、今回の講演を快く引き受けて下さいました木村STに感謝申し上げます。
投稿者:企画広報・土井