介護老人保健施設やよい苑

平成30年度 第1回 岩出市・紀の川市介護関係職員合同研修会

平成30年9月22日(土)、岩出市総合保健福祉センターで平成30年度 第1回 岩出市・紀の川市介護関係職員合同研修会が行われました。

この研修は岩出市・紀の川市から委託を受け、和歌山県介護支援専門員協会 那賀支部が主催する研修会で、年2回開催されています。

私、谷所は和歌山県介護支援専門員協会 那賀支部 支部長として、ご挨拶させていただきました。

今回は和歌山グリーフ専門士の会~かたりばかふぇ 日本グリーフ専門士協会認定 masterグリーフ専門カウンセラー 武田悦子さんを講師にお招きし、「グリーフケア~喪失による悲嘆の援助~」をテーマにご講演いただきました。

参加者は約120名と関心の高さをうかがわせました。

グリーフとは、直訳すると「深い悲しみ」や「悲嘆」という意味になります。主に死別を指すことが多いそうですが、本日の講師である武田さんが所属している日本グリーフ専門士協会では、「死別」のみではなく、「病気や怪我による身体機能の喪失」、「離婚」、「退職や失職」等の様々な哀しみの全てをグリーフととらえています。

喪失から混乱、否認、怒り、抑うつ、諦め、転換、再生という悲嘆のプロセスを経るのですが、この過程を行ったり来たりするそうです。また、悲嘆の本質である「哀しみ」は、和らぐことはあっても消えることはありません。それぞれの過程について、その時の状態や関わり方の留意点等をお話いただきました。

グリーフケアCafe等の取り組みについても紹介があり、和歌山市内では3ヵ所で月1回グリーフケアCafeを開催されているそうです。

私は病気や怪我、加齢等が原因で要介護・要支援状態になった方を支援しています。また、支援する中で、ご利用者様、ご家族様が死別を経験することも少なくないので、今回の研修会は今後の仕事に活かすことができる内容だと思いました。

介護老人保健施設やよい苑HP

投稿者:居宅介護支援事業所 所長・谷所

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