平成31年3月16日、総合センター桃山会館で平成30年度 第2回 紀の川市・岩出市介護関係職員合同研修会が行われました。
この研修は岩出市・紀の川市から委託を受け、和歌山県介護支援専門員協会 那賀支部が主催する研修会で、年2回開催されています。
私、谷所は和歌山県介護支援専門員協会 那賀支部 支部長として、ご挨拶させていただきました。
今回、認知症サポート医で4月になかふさ診療所を開院する上岩出内科・脳神経外科 田中賢 先生を講師にお招きし、「認知症の基礎知識について」をテーマにご講演いただきました。
参加者は約120名と認知症に対する関心の高さをうかがわせました。
前半は4大認知症(アルツハイマー型認知症・脳血管性認知症・レビー小体型認知症・前頭側頭型認知症)や治る認知症(慢性硬膜下血腫・正常圧水頭症・甲状腺機能低下症・ビタミンB12欠乏症)、軽度認知障害(MCI)、認知症の検査や診断方法といった基礎知識についての講演。途中、事前に募集した現場で困っていることのうち3例について、参加者で意見や情報交換を行い、後半は認知症の方との接し方、具体的な対応についてお話いただきました。
認知症高齢者数は2012年で462万人と推計されており、団塊の世代が75歳以上となる2025年には約700万人、実に65歳以上の約5人に1人に達すると言われています。
認知症の方の意思を尊重し、できる限り住み慣れた地域で自分らしく暮らし続けることができるよう、研修会で学んだことを活かしていきたいと思います。
投稿者:居宅介護支援事業所 所長・谷所