介護老人保健施設やよい苑

令和元年岩出市文化祭

(個人情報保護のため、一部画像を加工しております)

11月2日土曜日、3日日曜日の2日間開催された岩出市文化祭に今年も出展してきました!

今年もやよい苑として、ご入所者・通所リハビリテーションのご利用者に季節ごとの創作物や塗り絵などを日頃の時間を活用して一年をかけ作成していただいてきました。

介護老人保健施設としてやよい苑では、当然直接的なリハビリテーションは理学療法士が行います。同時に生活の場や他者交流の場でもあるため、さまざまな取り組みを考えご入所者、ご利用者のニーズに合わせ考えています。

ただ、現実的にはその取り組みもご入所者、ご利用者にとってはほんの一部分の時間です。

動かせるようになることも当然大切ですが、ただ動くだけでなく生活の中で活用できなくては意味がありません。

また心の部分でも常に調子が良いわけでなく毎日毎日ご入所者・ご利用者と向き合うことで状態を把握しその方に合うであろう関わりができメンタルケアが行えます。

文化祭。

たかが文化祭と思う方ももしかしたらいるかもしれません。この日のために毎日毎日一生懸命になられている方もいます。

文化祭のために何かを作るという考えももちろん目標を作り達成するという意味では大切なことです。そのために必要な時間も有意義な時間になると思います。

ただ、同じようにその取り組みのための時間だけで終わるのではなく、ご入所者・ご利用者に常に何か楽しみになるような時間を持っていただけるような時間を持ち続けられたらと思います。

文化祭は日々の過ごし方が形に現われる大切な機会だと思います。

創作活動が好きな方でもみんなでするのが好きな方から一人でやりたい方、家でコツコツやりたい方とさまざまです。ですが、皆様熱心に活動され、難しいと話しながらも取り組まれます。

できた時の嬉しそうな顔を見るとこちらも自然と笑顔になり、飾ると自分で「よく頑張ってやった。」と言われている方もおられました。

文化祭活動は、手先や頭のリハビリテーションになると同時に生活に絶対必要な動きを養えます。また、社会で絶対に必要な他者交流を深める社会性も養えます。

ご入所者・ご利用者も人間です。合う人合わない人は必ずいます。でも毎回ではなくてもひょんなことから同じテーブルに集まりその時だけでも一緒に笑ったり話したり、褒められて喜んでいたりお礼を言われたりされます。

その光景も私たちにとっては嬉しい一場面です。

文化祭。されど大事な文化祭。

創作物の質ももちろん大切で私たちが守らなければいけないことですが、質にこだわり過ぎずご入所者・ご利用者のニーズ、レベルに合わせた活動を継続的に行い、少しでも余暇時間が楽しく、また続けたいと思っていただけるような時間にしていきたいと思います。

昨年から一年、創作活動に取り組まれた皆様ありがとうございました。

皆様のおかげで令和元年の岩出市文化祭に出展させていただくことができました。

来年に向け、また新たなイメージと創意工夫で取り組みたいと思います。

最後になりましたが、岩出市の市民の皆様の作品を拝見させていただき、とても勉強になりました。

介護老人保健施設やよい苑HP

投稿者 やよい宛文化祭実行委員会

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