
平成30年1月8日(月)13時半より、毎年恒例となっております、那賀消防組合消防出初式が開催されました。
今年は雨天の為、岩出市大宮緑地総合運動公園での出初式は中止となり、岩出市総合保健福祉センターにて、式典のみ行われる運びとなり、消防関係者約415名が参加されました。
式典では、那賀消防組合消防本部・西岡次長開会宣言にて始まり、消防関係殉職者に対しての黙祷、那賀消防組合管理者・中芝岩出市長式辞、那賀消防組合・南出消防長の年頭の誓い、和歌山県知事代理、県議会代表、岩出警察署長、市議会代表、岩出市消防団長からのご挨拶があり、それぞれ、防災や取り組みについてのお話がありました。締め括りに、那賀消防組合副管理者・中村紀の川市長がご挨拶され、閉会となりました。

昨年は台風21号により、紀の川市において、尊い命が犠牲となっています。
異常気象による未曾有の災害が、岩出市周辺の地域においても頻回に発生し、また近年、常に懸念されている南海トラフ大地震も、甚大な被害が発生する可能性があり、脅威の存在となっています。
ここで、お住まいの地域が災害発生の恐れがある場合に、市区町村長が発令する、避難準備情報、避難勧告、避難指示の違いについて、少し説明させて頂きたいと思います。
【避難準備情報】避難勧告や避難指示を行うことが予想される場合に、それに先立ち発令されます。被害が予想され、地域の住民、特に高齢者等、避難に時間がかかる人に早めに避難を呼びかけるものです。
【避難勧告】災害による被害が予想され、生命・身体の保護を目的に、安全な場所へ、避難を勧めるためのものでありますが、避難を強制するのもではありません。
【避難指示】状況が更に悪化し、災害によって人的被害が出る危険性が非常に高い、もしくは、人的被害が発生した場合に発令され、避難指示がでた場合は直ちに避難しなければいけません。
ご存知の方の多いと思いますが、避難勧告よりも、避難指示の方が、より危険な状況で、一番強力な発令となっており、直ちに避難する必要がありますので、お間違えないようにお気をつけ下さい。
災害対策委員会におきましては、火災や災害に対する訓練や取り組みを通じ、自身の命や家族の命、自分達の職場を自分達の力で守る自主防災の意識を念頭に、これからも努めて参りたいと思います。
今後とも委員会活動へのご協力をよろしくお願い致します。
最後になりましたが、足元の悪い中、ご参加くださいました皆様、本当にありがとうございました。

投稿者:災害対策委員・田中